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フィリピン留学ドライヤー完全ガイド|持ち込みか現地購入かを徹底解説

hair dryer
目次

はじめに

フィリピン留学の準備を進める中で、「ドライヤーは持参すべき?それとも現地で購入?」と
悩んでいませんか。毎日使うアイテムだからこそ、失敗したくないですよね。

まず第一に多くの学校ではドライヤーを貸し出しています。

なので、ひとまず乾かせれば大丈夫、という方にはあまり必要ない記事かもしれません(笑)

さて実は、フィリピンの電圧は日本の2倍以上(220V)もあり、日本のドライヤー(100V)をそのまま使うと故障や火災の危険性があります。一方で、現地購入なら1,200円程度から手に入り、変圧器も不要というメリットもあります。

この記事では、年間数千人の留学生をサポートしてきた経験をもとに、
フィリピン留学におけるドライヤー事情を完全解説します。

この記事でわかること

  • フィリピンで日本のドライヤーが使えない理由と安全性
  • 現地購入vs日本購入のメリット・デメリット比較
  • セブ島・マニラでのドライヤー購入場所と価格相場

フィリピン留学でドライヤーが問題となる理由

電圧とプラグ形状の違いが引き起こすリスク

フィリピンと日本では、電気設備に大きな違いがあります。最も重要なのが電圧の差です。

各国の電圧比較

  • 日本:100V
  • フィリピン:220V
  • オーストラリア:240V
  • アメリカ:120V

フィリピンの220Vは日本の2倍以上の電圧です。日本の100V専用ドライヤーをフィリピンのコンセントに挿すと、過剰な電力が流れて以下のトラブルが発生します。

起こりうる危険

  1. 即座の故障:ヒューズが飛ぶ、モーターが焼け付く
  2. 火災リスク:プラスチック部分の溶解、発火
  3. 感電の危険:異常な熱発生による安全装置の故障

プラグ形状は同じでも油断は禁物

フィリピンのコンセントは、A・B3・Cタイプに対応したマルチタイプが主流です。日本と同じAタイプも使えるため、物理的には挿せてしまいます。

しかし、これが逆に危険な理由です。「挿せる=使える」と勘違いして、電圧の違いを見落としがちになります。特に語学学校の寮では、日系学校でもAタイプのコンセントが多く、つい日本の電化製品を使ってしまう留学生が後を絶ちません。

フィリピン留学でドライヤーを使う3つの解決策

Step1:現地購入が最もコストパフォーマンスが高い

価格相場(2024年現在)

  • ローカルブランド:500~900ペソ(1,200~2,200円)
  • 海外ブランド(パナソニック・フィリップス):1,000~2,000ペソ(2,400~4,800円)
  • 高機能モデル:2,000ペソ以上(4,800円以上)

現地購入の最大のメリットは、フィリピンの220Vに対応している点です。
変圧器も不要で、購入後すぐに安全に使用できます。

現地購入のメリット

  • 変圧器不要で安全性が高い
  • 荷物を軽量化できる
  • 故障時の交換が簡単
  • 帰国時に友人にプレゼントできる

Step2:海外対応ドライヤーを日本で準備する方法

日本でも海外対応ドライヤーが販売されており、価格は2,000円~4,000円程度です。

海外対応ドライヤーの見分け方

製品の仕様表示を確認し、以下の記載があるかチェックしてください。

  • 「100V-240V」→世界中で使用可能
  • 「100V-120V 200V-240V」→世界中で使用可能
  • 「100V」のみ→日本専用(使用不可)

おすすめ海外対応ドライヤー

  1. パナソニック EH-ND2B:2,700円程度、電圧切替スイッチ付き
  2. カシムラ NTI-139:2,000円程度、冷風機能付き

Step3:学校の備品や他の留学生から借りる

一部の語学学校では、共用のドライヤーを用意している場合があります。ただし、
以下の制約があることを理解しておきましょう。

共用ドライヤーの注意点

  • 使用時間が制限される場合がある
  • 他の学生との取り合いになる
  • 性能が低い場合が多い
  • 衛生面での懸念

フィリピンでのドライヤー購入場所と体験談

セブ島での購入スポット

1. SMモール(SM City Cebu)

セブ最大級のショッピングモールで、家電売り場が充実しています。SM Applianceでは、パナソニックからローカルブランドまで幅広い選択肢があります。

  • 営業時間:10:00-21:00
  • アクセス:市内中心部、タクシーで約15分
  • 価格帯:800~3,000ペソ

2. アヤラモール内のAbenson

IT Parkから近く、品質の高い家電を扱う老舗チェーンです。

  • 場所:アヤラモール3階
  • 特徴:アフターサービスが充実
  • 価格帯:1,000~5,000ペソ

実際の購入体験談

体験談①:現地購入で満足した事例

「セブ島留学3ヶ月のAさん(22歳・女性)」

最初は日本からドライヤーを持参しようと考えていましたが、荷物の重量制限を考慮してWatsonsで799ペソのドライヤーを購入しました。220Vと100Vの切り替えができるタイプで、風量も十分。帰国時に日本でも使えるため、とても満足しています。

体験談②:海外対応ドライヤーを準備した事例

「マニラ留学6ヶ月のBさん(25歳・男性)」

長期留学だったため、日本でパナソニックの海外対応ドライヤーを購入。2,700円と現地購入より少し高めでしたが、使い慣れた日本品質で快適でした。2カ国留学でオーストラリアに移った際も、そのまま使用できて便利でした。

FAQ(よくある質問)

Q1. フィリピン留学でドライヤーは絶対に必要ですか?

A. はい、フィリピンは高温多湿の気候で、自然乾燥だけでは髪が完全に乾かず、雑菌の繁殖や臭いの原因となります。また、語学学校の寮にはドライヤーが備え付けられていない場合もあるため、自分で準備する必要がある場合があります。

Q2. 変圧器を使えば日本のドライヤーは使えませんか?

A. 技術的には可能ですが、安全上の理由から強くお勧めしません。ドライヤーは消費電力が大きく(1000W~1500W)、変圧器に過度な負荷をかけます。変圧器の故障や発火のリスクがあるため、現地対応品を使用してください。

極端に安い変圧器でドライヤーのような電圧が高い家電を使って
壊れるケースはよくあります。

Q3. フィリピンで購入したドライヤーの品質はどうですか?

A. ローカルブランドは価格相応の品質ですが、日常使用には十分です。
パナソニックやフィリップスなどの海外ブランドなら、日本と同等の品質が期待できます。
ただし、日本のような細かい温度調節機能は期待しない方が良いでしょう。

Q4. 2カ国留学の場合、どのドライヤーを選ぶべきですか?

A. 海外対応ドライヤーを日本で購入することをお勧めします。フィリピン→オーストラリア・カナダなどの組み合わせでも、1台で全て対応できます。現地購入品は他国で使用できない場合があるため、長期的なコストを考慮すると海外対応品が有利です。

Q5. ヘアアイロンも同じように考えて良いですか?

A. はい、全く同じ理由で日本の製品(100V仕様)はそのまま使用できません。ヘアアイロンも現地で1,000ペソ(約2,400円)前後で購入可能です。海外対応モデルを日本で準備するか、現地購入を検討してください。

まとめ

フィリピン留学におけるドライヤー問題は、正しい知識があれば簡単に解決できます。

重要なポイント3つ

  • 安全性最優先:日本の100V専用ドライヤーは絶対に使用しない
  • 現地購入がお得:1,200円程度から購入でき、変圧器も不要
  • 長期留学なら海外対応品:2カ国留学や頻繁な海外旅行を予定している場合は投資価値あり

フィリピン留学を成功させるためには、こうした生活面の準備も重要です。ドライヤー選びで悩む時間を英語学習に充てられるよう、出発前にしっかりと計画を立てましょう。

まずは留学エージェントに相談し、滞在予定の語学学校周辺の買い物環境を確認することから始めてみてください。快適な留学生活への第一歩となるはずです。

留学前の語学学校の設備で気になる点がありましたらお気軽にお問い合わせください。

この記事を書いた人

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