はじめに
「60代でフィリピン留学なんて、もう遅すぎるのでは?」そんな不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。しかし実際には、フィリピン・セブ島留学において60代以上のシニア世代は全体の6.5%を占めており、年々増加傾向にあります。
人生100年時代と言われる現代において、60代は新たな挑戦を始めるには決して遅い年齢ではありません。
むしろ時間的余裕があり、明確な目的意識を持った60代の方々にとって、
フィリピン語学留学は理想的な選択肢の一つと言えるでしょう。
この記事では、60代でフィリピン語学留学を検討している方に向けて、
成功の秘訣から具体的な学校選び、費用、実際の体験談まで、必要な情報を網羅的に解説します。
60代がフィリピン留学を選ぶ7つの理由
1. 圧倒的なコストパフォーマンス
フィリピン留学の最大の魅力は、その費用対効果の高さです。欧米留学と比較すると、約3分の1から半分程度の費用で質の高い英語教育を受けることができます。
- 1ヶ月の留学費用: 20万円〜30万円(航空券・保険別)
- 欧米留学との比較: 同等の内容で約50万円〜70万円が相場
- マンツーマン授業: 1日4〜8コマの個人指導が標準
実際に12年間フィリピンに住む移住者によると、「移住当初であれば、単身で住む場所にこだわらなければ、10万円あれば生活に十分余裕があった」とのことで、生活費の安さも大きなメリットです。
2. 日本からのアクセスの良さ
フィリピンは日本から最も近い英語圏の国の一つです。
- 飛行時間: セブ島まで直行便で約4時間半
- 時差: わずか1時間(日本が1時間進んでいる)
- 直行便: 成田、関空、中部国際空港から運航
この近さは、60代の方にとって体力的な負担を大幅に軽減します。長時間のフライトによる疲労や時差ボケの心配が少なく、より快適に留学生活をスタートできます。
3. フィリピン人の温かい人柄
フィリピン人の国民性は、60代の留学生にとって大きな魅力となっています。実際の移住者は「みんな優しかったこと。良い意味で、非常にフレンドリーだった」と語っています。
- ホスピタリティ: 困った時に親身になって助けてくれる
- 家族愛の強さ: 「どの家族を見ても繋がりが強く、見ていて微笑ましい」
- 大らかな文化: 「人の目を気にしない」文化で、自分らしく過ごせる
4. 充実した医療・生活インフラ
現在のフィリピンは、インフラ面で大きく改善されています。
- インターネット環境: 12年前は1Mbpsも出なかったが、現在は600Mbpsほど出る
- 電気: 年に1〜2回程度の停電、数時間で復旧
- 水道: たまに断水するが、1日続くことはほぼない
- 医療: セブ島には外資系保険会社があり、月額約1万円強で充実した医療保険に加入可能
5. 柔軟な学習スタイル
60代の方に配慮した学習環境が整っています。
- 授業数の調整: 1日4コマなど、無理のないペースで学習可能
- マンツーマン中心: 個人のレベルに合わせたオーダーメイド授業
- 日本人スタッフ: 多くの学校に日本人スタッフが常駐
- 年齢層: シニア向けの学校では60代以上が30%を超える場合も
6. 快適な滞在環境
現代のフィリピン語学学校は、60代の方でも快適に過ごせる環境を提供しています。
- ホテル滞在: 4つ星ホテル内の学校や、ホテル一体型施設
- 個室完備: エアコン、Wi-Fi、バスタブ付きの部屋も選択可能
- 食事: 日本食を提供する学校も増加
- 立地: ショッピングモール内や中心部の便利な場所
7. 観光・リフレッシュも同時に楽しめる
フィリピンは世界有数のリゾート地でもあります。
- ビーチリゾート: セブ島、ボラカイ島など美しいビーチ
- 歴史・文化: スペイン統治時代の歴史的建造物
- アクティビティ: ダイビング、アイランドホッピング、マッサージ
- 気候: 年間を通じて温暖(平均気温26〜28度)
60代のフィリピン留学で注意すべき5つのポイント

1. 学校選びの慎重さが成功の鍵
60代の方にとって学校選びは特に重要です。以下の点を重視しましょう。
重要な選択基準:
- 年齢層: シニア世代の受け入れ実績が豊富な学校
- 日本人比率: 30〜50%程度が理想的
- 施設の質: 清潔で快適な滞在施設
- 医療アクセス: 病院に近い立地や提携医療機関
- 日本人スタッフ: 緊急時の対応や相談ができる体制
2. 体力に配慮した期間・コース設定
無理のない学習計画を立てることが重要です。
推奨される設定:
- 留学期間: 1〜12週間(3ヶ月以内)が一般的
- 授業数: 1日4〜6コマが適切
- コース: スピーキング重視、会話中心のカリキュラム
- 休息: 週末は観光やリフレッシュの時間を確保
3. 食事・生活習慣への適応
フィリピンの食文化に慣れるまで時間がかかる場合があります。
対策方法:
- 日本食提供校: CAEA、CESなど日本食を提供する学校を選択
- 調味料持参: 「強いて言えばふりかけ」が重宝したという体験談
- 外食選択肢: 日本食レストランが多いエリアの学校を選ぶ
- 健康管理: 常備薬の持参と現地での入手方法の確認
4. 文化的違いへの理解と適応
フィリピン文化への理解が円滑な留学生活につながります。
理解すべき文化的特徴:
- 時間の概念: 「口約束は守らなくても良いという共通認識がある」
- コミュニケーション: 直接的な批判や人前での叱責は避ける
- 宗教・家族: カトリック教徒が多く、家族を大切にする文化
- 気候: 雨季(6〜11月)と乾季(12〜5月)の違い
5. 健康・安全面への配慮
60代の方特有の健康・安全面での注意点があります。
事前準備:
- 健康診断: 留学前の健康チェック
- 海外旅行保険: 医療費をカバーする充実した保険
- 常備薬: 持病の薬は十分な量を持参
- 緊急連絡先: 家族、日本の主治医、現地日本領事館
60代におすすめのフィリピン語学学校5選
1. CAEA(カエア)- シニア比率80%以上の安心感
基本情報:
- 立地: セブ島中心部、ホテル一体型
- 年齢層: 60代以上が30%超、50代以上が60%
- 授業: 1日4コマのゆうゆうコース有り
- 費用: 1週間82,000円〜
特徴:
- 日本人スタッフ常駐で安心サポート
- 日本食提供で食事の心配不要
- 落ち着いた学習環境
- 医療機関へのアクセス良好
2. Howdy – 病院併設で医療面も安心
基本情報:
- 立地: 病院が入っている建物内
- 滞在: Maayo Hotelまたは徒歩5分のコンドミニアム
- 授業: 1日5コマ〜、全てマンツーマン可能
- 食事: 美味しいと定評のある食事
特徴:
- 医療アクセスが最高レベル
- シニア受け入れ実績豊富
- 清潔で快適な滞在施設
- 質の高い食事サービス
3. Brilliant Cebu – モール一体型の便利さ
基本情報:
- 立地: ロビンソンガレリア内
- 滞在: SUMMITホテル(モール併設)
- 授業: 社会人向けカリキュラム
- 費用: 1週間104,000円〜
特徴:
- ショッピングモール内で生活に便利
- ホテル滞在で快適性抜群
- 24時間セキュリティ
- レストラン・医療機関が近い
4. CLC Bai Hotel – 4つ星ホテルでラグジュアリー体験
基本情報:
- 立地: セブ島、4つ星ホテル内
- 滞在: ラグジュアリーホテル
- 授業: 大人向けプログラム
- 費用: 1週間93,000円〜
特徴:
- 最高級の滞在環境
- ホテルサービス利用可能
- 清潔で快適な学習環境
- 上質なアメニティ完備
5. BECI City Campus – 涼しいバギオで快適学習
基本情報:
- 立地: バギオ(平均気温20度)
- 年齢制限: 大学生以下完全NG
- 授業: 1日4コマ〜、午前集中も可能
- 環境: 静かで落ち着いた学習環境
特徴:
- 涼しい気候で体力的負担軽減
- 大人専用で騒がしさなし
- フレキシブルな授業時間
- 自然豊かな環境
実際の60代留学体験談

体験談1: 60代女性教員の2週間留学
プロフィール: 小学校教員、60代女性
留学期間: 2週間
学校: 一般的な語学学校
「急に仕事が休みになり、以前から憧れていた英語留学にチャレンジしました。楽しいこと、困ったことも含めて思い出いっぱいのあっという間の2週間でした。自分自身が納得する英語力の習得のためには、2〜6か月は必要だということも今回の体験で明白になりました。」
学んだポイント:
- 短期間でも確実に成果を実感
- より長期の留学への意欲が高まった
- 年齢を気にせず学習に集中できた
体験談2: 70代男性の長期留学チャレンジ
プロフィール: 76歳男性、退職者
留学期間: 4週間
コース: 午前中4レッスン
実際の移住者によると、「フィリピンの人は『人の目を気にしない』こと。自分の好きなことを好きなようにする傾向があり、例えば70歳のおじいちゃんでもスーパーマンのTシャツを着る」という文化があり、年齢を気にせず自分らしく過ごせる環境があります。
体験のポイント:
- 年齢に関係なく温かく受け入れられた
- 自分のペースで無理なく学習
- フィリピン文化の大らかさを実感
体験談3: 60代夫婦での留学
プロフィール: 60代夫婦、退職後
留学期間: 3週間
目的: 第二の人生での新しい挑戦
移住者の体験談では、「家族6人で日本人らしいある程度快適な生活(日本食を食べたり、遊びに行ったり、ジム付きのコンドミニアムに住んだりする場合)をしようとすると、20万円ぐらいは必要になってくる」とありますが、留学の場合は学校の食事やサービスが含まれるため、より経済的です。
成功要因:
- 夫婦で支え合いながらの挑戦
- 経済的負担の軽さ
- 新しい環境での刺激と成長
60代フィリピン留学の費用詳細
留学費用の内訳
1ヶ月間の標準的な費用:
| 項目 | 費用 | 備考 |
|---|---|---|
| 学費・滞在費 | 15〜25万円 | 学校・コースにより変動 |
| 航空券 | 5〜8万円 | 時期により変動 |
| 海外旅行保険 | 1〜2万円 | 年齢により保険料上昇 |
| SSP・ビザ費用 | 2〜3万円 | 現地支払い |
| 生活費 | 3〜5万円 | 個人の生活スタイルによる |
| 合計 | 26〜43万円 |
費用を抑えるコツ
- 早期申込割引: 3〜6ヶ月前の申込で割引適用
- オフシーズン: 4〜6月、10〜12月は比較的安価
- 長期割引: 4週間以上で週単価が下がる
- シニア向けプロモーション: 一部学校で特別料金設定
よくある質問(FAQ)
Q1: 60代でも英語力は向上しますか?
A: はい、確実に向上します。実際に60代で留学された方の多くが、「50分間しっかり集中して学ぶことができた」「先生との会話が楽しくて時間があっという間だった」と報告しています。マンツーマン授業により、個人のペースに合わせた学習が可能で、年齢に関係なく着実にスキルアップできます。
Q2: 体力的についていけるか心配です
A: 60代の方に配慮したプログラムが用意されています。1日4コマの「ゆうゆうコース」や午前中集中型の授業など、無理のないスケジュールを選択できます。また、フィリピンの温暖な気候と、バギオのような涼しい地域の選択肢もあります。
Q3: 医療面で不安があります
A: 現地の医療体制は改善されており、特にセブ島には外資系保険会社があります。月額約1万円強で充実した医療保険に加入でき、「若い人なら約7,000円、中年なら1万ペソ強(約1万円強)」で、ほぼ全ての医療費がカバーされます。
Q4: 食事が合うか心配です
A: 日本食を提供する学校(CAEA、CESなど)を選ぶことで解決できます。また、セブ島には多くの日本食レストランがあり、「個人的には『美味しいか美味しくないか』しか判別できない舌なので、何を食べても美味しいと感じる」という体験談もあります。
Q5: 若い学生と一緒で大丈夫でしょうか?
A: シニア比率の高い学校を選ぶことで解決できます。CAEAでは60代以上が30%超、BECI City Campusでは大学生以下完全NGなど、大人向けの環境が整った学校があります。
Q6: 英語が全くできませんが大丈夫ですか?
A: 全く問題ありません。フィリピン留学の特徴は、完全初心者でも安心して学べることです。日本人スタッフのサポートもあり、「移住初期に困ったことは語学、特に英語」だった移住者も、現在は現地で事業を展開するまでに上達しています。
Q7: 1人での留学は不安です
A: 多くの60代の方が1人で留学されており、現地で同世代の友人を作っています。「フィリピンの何でも誰でも包み込んでくれる大らかさに魅力を感じる人が多い」という特徴があり、一人でも温かく迎え入れられます。
Q8: 治安は大丈夫ですか?
A: 学校周辺や観光地は比較的安全です。移住者によると「タガイタイに関しては怖いと思ったことは一度もない。マニラでは、夜はあまり出歩きたくないと思うこともある」とのことで、地域選びと基本的な注意で安全に過ごせます。
まとめ:60代からの新しい挑戦を成功させるために
60代でのフィリピン語学留学は、決して無謀な挑戦ではありません。むしろ、時間的余裕と明確な目的意識を持った60代の方にとって、理想的な学習環境と言えるでしょう。
成功のための5つのポイント
- 適切な学校選び: シニア受け入れ実績豊富で、医療・生活面でサポートが充実した学校を選ぶ
- 無理のない計画: 1日4〜6コマ、期間は1〜12週間程度で体力に配慮した設定
- 文化への理解: フィリピンの大らかな文化を受け入れ、柔軟な姿勢で臨む
- 健康管理: 事前の健康チェックと海外旅行保険への加入
- 前向きな姿勢: 年齢を気にせず、新しい挑戦を楽しむ気持ち
最後に
「この国に住まわせてもらっている」という感謝の気持ちを持ち、「物事を柔軟に受け止められるかどうか。日本と違うことが多く出てくるため、それを『そういう文化だ』と認識し、受け入れられるかどうかが重要」という移住者のアドバイスは、留学においても同様に重要です。
60代からの語学留学は、単なる英語学習以上の価値をもたらします。新しい文化との出会い、国際的な視野の拡大、そして何より「年齢に関係なく学び続ける」という自信と充実感を得ることができるでしょう。
まずは「お試し移住」として2〜3ヶ月程度の留学から始めて、フィリピンの魅力を実際に体験してみることをお勧めします。人生100年時代、60代はまだまだ新しい挑戦の始まりです。




