はじめに

「フィリピン留学を検討しているけれど、実際の物価はどのくらい?」「日本と比べてどれだけ生活費を抑えられるの?」そんな疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか。
近年、円安やインフレの影響で日本の生活コストが上昇する中、フィリピンの物価事情も変化しています。
特に社会人の方にとっては、転職やキャリアアップを考える際に「海外での生活費」は重要な判断材料になるでしょう。
本記事では、2026年9月18日の為替レート(1ペソ=約2.50円・三菱UFJ銀行の公表仲値)をもとに、フィリピンと日本の物価を徹底比較します。
食費、住居費、交通費から娯楽費まで、具体的な数字で解説します。
フィリピンに10年以上住む方に、取材で聞いた生活費の話もご紹介します。
フィリピン留学村では、単なる語学留学ではなく「年収と働き方を変えるためのフィリピン留学」をサポートしています。
物価の安さを活かして英語力を身につけ、その後の海外就職やキャリアアップまで見据えた人生設計を一緒に考えていきましょう。
フィリピンの物価全体像と経済状況

基本的な物価水準
フィリピンの物価は、品目によって日本との差が大きく、日本より安いものも、日本より高いものもあります。
この記事の円の値は、2026年9月18日の為替レート(1ペソ=約2.50円・三菱UFJ銀行の公表仲値)で計算しています。
「日本の3分の1」のように一律に比べることはできません。
下の比較表のように、米や豚肉は日本よりかなり安い一方、キャベツやレタスはマニラ首都圏のほうが高い値でした(2026年8月)。
フィリピンの所得水準
フィリピンの2024年の1人当たりGDPは4,079米ドルです(ジェトロ「フィリピン 概況・基本統計」2026年7月2日更新・出所 IMF)。
この所得水準の違いが、物価の安さの背景にあります。
経済成長と物価上昇の傾向
フィリピンの実質GDP成長率は、2022年が7.6%、2023年が5.5%、2024年が5.7%です(ジェトロ「フィリピン 概況・基本統計」2026年7月2日更新・出所 フィリピン統計庁)。
この経済成長に伴い、特にマニラやセブなどの都市部では物価上昇が顕著です。
消費者物価上昇率は、2022年が5.8%、2023年が6.0%、2024年が3.2%です(ジェトロ「フィリピン 概況・基本統計」2026年7月2日更新・出所 フィリピン中央銀行)。
日本とフィリピンの物価の比較表(食品)
東京都区部とマニラ首都圏の食品の小売価格を、同じ2026年8月の公的な統計で比べました。
| 食品(量) | 日本(東京都区部) | フィリピン(マニラ首都圏) | フィリピンを円にすると |
|---|---|---|---|
| 米(1kg) | 812円 | 48.4ペソ | 約121円 |
| 豚バラ肉(100g) | 305円 | 38ペソ | 約95円 |
| 卵(10個) | 321円 | 86.6ペソ | 約217円 |
| キャベツ(1kg) | 224円 | 98.69ペソ | 約247円 |
| レタス(1kg) | 407円 | 344.2ペソ | 約861円 |
| ブロッコリー(1kg) | 768円 | 256.98ペソ | 約642円 |
| じゃがいも(1kg) | 547円 | 146.18ペソ | 約365円 |
| にんじん(1kg) | 487円 | 114.21ペソ | 約286円 |
| たまねぎ(1kg) | 390円 | 121.71ペソ | 約304円 |
| トマト(1kg) | 898円 | 112.8ペソ | 約282円 |
| バナナ(1kg) | 358円 | 96.57ペソ | 約241円 |
| 砂糖(1kg) | 274円 | 81.55ペソ | 約204円 |
日本:総務省統計局「小売物価統計調査(動向編)」2026年8月の東京都区部の小売価格(2026年9月18日公表)。
米は5kg入りの価格を1kgあたりにした値です。
フィリピン:フィリピン農業省「Bantay Presyo」のマニラ首都圏の市場の週平均小売価格(2026年8月17日〜23日)。
米は国産の Well Milled、豚バラ肉は国産の Liempo(1kgの価格を100gあたりにした値)、卵は白の Large(1個の価格の10個分)、キャベツは Scorpio、たまねぎは国産の White Onion、バナナは Lakatan、砂糖は Refined の値です。
円にした値:1ペソ=2.50円(三菱UFJ銀行の公表仲値・2026年9月18日)で計算しました。
米はマニラ首都圏が日本の約7分の1、豚バラ肉は約3分の1です。
一方、キャベツとレタスは、マニラ首都圏のほうが東京都区部より高い値でした。
外食と食材(ローカル食堂・チェーン店)

ローカル食堂(カレンデリア)では、並んだおかずから選んでご飯と一緒に食べられ、外食の中でも安く済みます。
スターバックスやマクドナルドなどの国際チェーン店や、観光客向けのレストランは、ローカル食堂より高めです。
食材は、上の比較表のように品目によって日本より安いものと高いものがあります。
電気代と最低賃金(マニラ首都圏)

電気代
マニラ首都圏の電力会社 Meralco の電気料金は、一般家庭の標準で1kWhあたり14.7424ペソ(約37円)です(2026年9月現在)。
最低賃金
国家賃金生産性委員会(NWPC)が示すマニラ首都圏の民間の最低賃金は、日額718〜755ペソ(約1,795〜1,888円)です(2026年9月現在)。
留学中に現地で払うお金(語学学校の現地費用)
フィリピンの語学学校に留学すると、授業料と寮費のほかに、入学した週に学校で払う「現地費用」があります。
特別就学許可(SSP)などの政府の手続きの費用と、電気代・水道代・管理費です。
セブ島の4校の値は次のとおりです(2026年9月現在)。
| 項目 | 金額 | 円にすると | 学校 |
|---|---|---|---|
| SSP(特別就学許可) | 7,800ペソ | 約19,500円 | CG ACADEMY・EV・ICL |
| SSP E-Card | 4,500ペソ | 約11,250円 | CG ACADEMY・EV・ICL |
| ビザ延長費(5〜8週間の滞在) | 5,160ペソ | 約12,900円 | CG ACADEMY |
| 電気代 | 週500ペソ | 約1,250円 | CG ACADEMY(エアコンなしの部屋)・EV(15kWまで)・ICL(25kWまで) |
| 水道代 | 週125ペソ/週300ペソ | 約313円/約750円 | CG ACADEMY/EV |
| 管理費 | 週500ペソ | 約1,250円 | CG ACADEMY・EV |
| 4週間の現地費用の合計 | 19,000ペソ/20,100ペソ | 約47,500円/約50,250円 | CG(送迎込み)/ICL(教材費と空港送迎を除く) |
ビザ延長費は滞在する週数で変わり、電気代は決まった量を超えると追加でかかります。
学校ごとの現地費用は、CG ACADEMY Banilad・CG ACADEMY Sparta・EV English Academy・ICL English Academyの各ページで見られます。
地域別物価差の詳細
マニラ(首都圏)
フィリピンで最も物価が高いエリアです。
特に住居費と外食費が高く、日本の地方都市と同程度の生活費が必要な場合もあります。
セブ島
留学生や長期滞在者に人気のエリアです。
語学学校も多く、Cebu Blue Ocean Academyなどの学校が集まっています。
クラーク
マニラの北にある経済特区です。
クラークエリアには、CLARK WE ACADEMYやEG ACADEMYなどの語学学校があります。
リゾート地(ボラカイ、エルニド)
観光地のため、物価は高めです。
Boracay CoCo Englishのように、リゾート環境で英語を学べる学校もあります。
家族で住むと、生活費はいくら?
「移住したころは、住む場所にこだわらなければ、ひとりで10万円あれば生活に十分余裕がありました。
いまは、家族6人で日本人らしい、ある程度快適な生活をしようとすると、20万円くらいは必要です。」
フィリピンに10年以上住む方に、取材で聞いた言葉です。
よくある質問(FAQ)
Q: フィリピンの物価上昇率はどのくらいですか?
A: フィリピンの消費者物価上昇率は、2023年が6.0%、2024年が3.2%です(ジェトロ「フィリピン 概況・基本統計」2026年7月2日更新・出所 フィリピン中央銀行)。
Q: 10万円あればどのくらいの生活ができますか?
A: 2026年9月18日の為替レート(1ペソ=約2.50円・三菱UFJ銀行の公表仲値)では、10万円は約40,000ペソに相当します。
いくら使うかは、住む地域や住まい、食事の取り方で変わります。
Q: 日本より高いものはありますか?
A: はい、あります。
食品では、キャベツやレタスがマニラ首都圏のほうが東京都区部より高い値でした(2026年8月の小売価格)。
海外ブランド品や高級ホテル・レストランも、安くはありません。
Q: 留学中の生活費はどのくらい必要ですか?
A: フィリピンの語学学校の寮に滞在する場合は、寮費と食事が学校の料金に含まれていれば、現地で使うのはおこづかいが中心です。
学校の外に住む場合は、家賃や食費、交通費が別にかかります。
このほかに、入学した週に学校で払う現地費用(SSP・電気代など)があり、4週間でおよそ19,000〜20,100ペソ(約47,500〜50,250円)です(2026年9月現在・セブ島の語学学校の例)。
学校ごとの費用は、無料相談でお見積もりします。
Q: 地域による物価差はどのくらいありますか?
A: 住まいや外食の値段は、マニラなどの都市部とリゾート地で高く、地方都市では抑えやすい傾向があります。
この記事の食品の比較表は、マニラ首都圏の値です。
Q: 現金とクレジットカード、どちらが便利ですか?
A: 日常生活では現金が主流ですが、高級ホテルやレストラン、ショッピングモールではクレジットカードも使用できます。
ATMは各地にあるため、現金の調達は比較的容易です。
ただし、手数料がかかるため、まとまった金額を引き出すことをお勧めします。
Q: 海外就職を考える場合の給与水準はどうですか?
A: 給与は仕事や会社で大きく変わります。
目安として、国家賃金生産性委員会(NWPC)が示すマニラ首都圏の民間の最低賃金は日額718〜755ペソ(約1,795〜1,888円)です(2026年9月現在)。
日本人の求人の給与は、求人ごとに確かめてください。
まとめ
フィリピンの物価は確かに日本より安いですが、「一律3分の1」という単純な比較では実態を把握できません。
商品カテゴリーや地域、ライフスタイルによって大きく異なるのが現実です。
日本より安かったもの(2026年8月の食品):
- 米(マニラ首都圏は東京都区部の約7分の1)
- 豚バラ肉(約3分の1)
日本と同じくらい、または高いもの:
- キャベツ・レタス(2026年8月)
- 国際チェーン店での食事
- 海外ブランド品
- 高級ホテル・レストラン
フィリピンでは、日本と比べすぎないことが大切です。
フィリピンには日本とは異なる魅力と価値があり、物価の安さを活かして新しいライフスタイルを築くことが可能です。
フィリピン留学村では、単なる語学留学ではなく「年収と働き方を変えるためのフィリピン留学」をサポートしています。
物価の安さを活かして英語力を身につけ、その後のフィリピン就職や2カ国留学、外資転職まで、あなたに合った次の3ステップを一緒に描きます。
まずは短期留学で現地の生活を体験し、自分に合うかどうかを確かめることから始めてみませんか。
フィリピンから、新しい人生設計を一緒に考えていきましょう。
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