はじめに
「英語力を身につけてオーストラリアでワーキングホリデーをしたいけれど、いきなり現地に行くのは不安…」そんな悩みを抱えている方におすすめなのが、フィリピン留学とオーストラリアワーホリを組み合わせた2カ国留学です。
近年、年間3万5千人以上の日本人がフィリピン留学を選択し、その多くがオーストラリアやカナダなどの欧米圏でのワーキングホリデーを次のステップとして計画しています。この流れには明確な理由があります。
この記事でわかること:
- フィリピン留学からオーストラリアワーホリへの2カ国留学のメリットと具体的な流れ
- 費用対効果を最大化する期間設定と学校選びのポイント
- 実際の体験談から学ぶ成功の秘訣と注意すべき落とし穴
なぜフィリピン留学+オーストラリアワーホリが人気なのか
英語学習効率の圧倒的な違い
フィリピン留学の最大の特徴は、1日4時間のマンツーマンレッスンと2時間の小グループレッスンが基本構成となっていることです。一方、オーストラリアの語学学校は1クラス約15人の集団授業が中心です。
仮に1時間の授業で先生が30分、生徒が30分話すとすると、マンツーマンでは生徒は30分間発言できますが、オーストラリアの語学学校では1人あたりわずか2分しか発言のチャンスがありません。スピーキング技術の向上に限って言えば、フィリピンの方が15倍の効果があることになります。
海外生活への段階的な慣れ
初級レベルの英語力でいきなりオーストラリアに渡ると、以下のような問題に直面することが多々あります:
- 日本人ばかりの職場環境(日本食レストランや日本人向け土産店)
- 時給10ドル程度の低賃金労働
- 外国人の友達ができにくい環境
- 語学学校での費用対効果の低さ
フィリピンで基礎的な英語コミュニケーション能力を身につけることで、オーストラリアでより良い仕事に就ける可能性が格段に高まります。
生活面でのサポート体制
フィリピンの語学学校では、寮生活が基本で3食付き、週2〜3回のランドリーサービス、部屋の清掃まで含まれています。英語学習に集中できる環境が整っているため、働きながら学ぶワーホリとは異なり、純粋に語学習得に専念できます。
フィリピン留学+オーストラリアワーホリの具体的なプランと費用
推奨期間とスケジュール
Step1:フィリピン留学(3〜6ヶ月)
- 初級者(TOEIC500以下):3〜4ヶ月で日常会話レベルまで
- 中級者(TOEIC500〜700):2〜3ヶ月でビジネス会話レベルまで
- 上級者(TOEIC700以上):1〜2ヶ月で実践的な表現力強化
Step2:オーストラリアワーホリ(9〜12ヶ月)
- 最初の1〜2ヶ月:語学学校で現地英語に慣れる(任意)
- 3ヶ月目以降:本格的な就労・現地生活スタート
Step3:必要な準備期間
- 渡航12〜4ヶ月前:学校選定・プラン決定・申込み
- 渡航6〜4ヶ月前:パスポート確認・ビザ取得
- 渡航4〜1ヶ月前:滞在先手配・航空券購入・保険加入
詳細費用シミュレーション
フィリピン留学3ヶ月の場合:
- 学費・寮費・3食付き:50万円
- 航空券:8万円
- 海外旅行保険:4万円
- 現地生活費(お小遣い):5万円
- 合計:約67万円
オーストラリアワーホリ9ヶ月の場合:
- 語学学校1ヶ月(任意):30万円
- 初期滞在費(ホームステイ1ヶ月):15万円
- 航空券(フィリピン→オーストラリア):8万円
- 海外旅行保険:12万円
- 生活立ち上げ資金:20万円
- 合計:約85万円
2カ国留学総額:約150万円
ただし、オーストラリアでは就労により収入を得られるため、実質的な持ち出し金額は100〜120万円程度となります。
費用削減のコツ
- 航空券の早期購入:出発3〜6ヶ月前の購入で20〜30%の節約が可能
- 渡航時期の選択:フィリピンは10〜12月上旬、オーストラリアは3〜5月が格安シーズン
- 格安航空会社の活用:セブパシフィック航空(フィリピン)、ジェットスター(オーストラリア)
- 保険の工夫:フィリピン分はクレジットカード付帯保険(90日間)を活用
実際の体験談から学ぶ成功事例
成功事例①:女性Sさん(6週間フィリピン留学から1年オーストラリアへ)
Sさんはセブ島で6週間の集中学習後、オーストラリアでワーキングホリデーを1年間経験しました。
フィリピン留学での成果:
- 基礎的な日常会話力を習得
- 海外生活への不安を解消
- 英語学習の習慣を確立
オーストラリアでの展開:
- 到着2週間目にファーム(農場)の仕事を獲得
- 面接なしで「いつから働けるの?」という状況
- 歩合制で効率よく稼ぐことができ、月収30万円以上を実現
- 中古車を20万円で購入し、行動範囲を拡大
成功のポイント:
- フィリピンで基礎力をつけたことで、現地での仕事探しがスムーズ
- 英語でのコミュニケーションに抵抗がなくなっていた
- 日本人ネットワークを活用した情報収集
成功事例②:大学生の休学留学パターン
22歳男性がフィリピンで12週間学習後、オーストラリアのLangportsで4週間、
その後ワーホリに移行したケースです。
戦略的なアプローチ:
- 就職活動前の1年間を有効活用
- フィリピンで集中的に英語力を向上(TOEIC300→650)
- オーストラリアでは現地企業での就労を実現
- 帰国後の就職活動で大きなアドバンテージを獲得
学んだポイント:
- 限られたワーホリ期間を最大限活用するため、事前準備が重要
- 現地企業で働くには最低限の英語力が必須
- 多文化環境での経験が人間的成長につながった
FAQ(よくある質問)
Q1. フィリピン留学からオーストラリアワーホリへの2カ国留学で準備する資金はいくらですか?
A. 100〜150万円程度の準備資金が一般的です。フィリピン留学分として50〜70万円、オーストラリア初期費用として50〜80万円が目安となります。オーストラリアでは就労により収入を得られるため、実質的な持ち出しは100〜120万円程度に抑えることが可能です。
Q2. フィリピンからそのままオーストラリアに行けますか?
A. 可能です。フィリピンからオーストラリアへの直行便もあり、一度日本に帰国する必要はありません。ただし、航空券代や荷物の整理を考慮すると、一時帰国を選択する人も多いです。保険の観点では、フィリピン分をクレジットカード付帯保険でカバーしたい場合は一時帰国が必要です。
Q3. オーストラリアのビザはどのタイミングで申請しますか?
A. ワーキングホリデービザは渡航の6〜4ヶ月前に申請することを推奨します。ビザの有効期限は発給から1年間で、その間にオーストラリアに入国する必要があります。フィリピン留学中に申請することも可能ですが、インターネット環境や必要書類の準備を考慮すると、日本での事前申請が安心です。
Q4. 2カ国留学での保険はどうなりますか?
A. 一般的な海外旅行保険は加入期間内であれば複数国での滞在をカバーできます。フィリピン3ヶ月+オーストラリア9ヶ月の場合、1年間の保険に加入すれば両国をカバー可能です。ただし、フィリピン分(3ヶ月)をクレジットカード付帯保険でカバーし、オーストラリア分のみ別途加入する方法もあります。
Q5. オーストラリアで現地サポートはありますか?
A. 多くの留学エージェントがシドニー、メルボルン、ブリスベンなどに現地サポートオフィスを設置しています。生活オリエンテーション、銀行口座開設、タックスファイルナンバー(TFN)取得、履歴書作成、アルバイト探しのサポートなどを受けることができます。24時間サポートサービスに加入すれば、緊急時の対応も安心です。
まとめ
フィリピン留学からオーストラリアワーホリへの2カ国留学は、効率的な英語学習と充実した海外体験を両立できる理想的なプランです。
重要なポイント3つ:
- 段階的な英語力向上:フィリピンのマンツーマン授業で基礎固め→オーストラリアで実践活用
- 費用対効果の最大化:総額150万円の投資で1年以上の海外体験と就労経験を獲得
- キャリアへの好影響:帰国後の就職活動や転職で大きなアドバンテージとなる
成功の鍵は、明確な目標設定と適切な期間配分、そして現地での積極的な行動力です。英語力に不安がある方こそ、フィリピンでの基礎固めから始める2カ国留学を検討してみてください。
行けばなんとななるが一番危険、ワーホリでオーストラリアに行けば日本の何倍も稼げるという報道が
少し前に日本では話題になりましたが、その勢いで飛び出した若者が
シドニーの炊き出しに並んでいる姿を映像で見ました。
外国で友達を作るのは、気合とノリだけで十分なのかもしれませんが
仕事をするとなると別です。英語が話せない日本人にどんな需要があるのでしょうか。
やはり最低限の英語力があってのワーキングホリデーだと思います。
留学村ではオーストラリアだけではなくカナダのワーホリビザ取得もサポートしております。
2か国留学を検討している方にはワンストップでご案内可能です。
まずは専門カウンセラーとの無料相談で、あなたに最適なプランを見つけることから始めましょう。人生を変える一歩を踏み出す準備はできていますか?




