はじめに

「もう帰りたい。こんなはずじゃなかった。」
フィリピン留学中にそう感じたことがある人は、決して少数派ではありません。授業についていけない、食事が合わない、部屋の環境が想像と違う——現地に着いた瞬間から押し寄せる「こんなはずじゃなかった」という感情は、多くの留学生が経験するごく自然なものです。
でも、その気持ちをどう扱うかで、留学の結果は大きく変わります。
この記事では、「帰りたい」という気持ちの正体を整理し、乗り越えるための具体的な方法と、本当に帰国を検討すべき判断基準をお伝えします。さらに、フィリピン留学を「英語の勉強で終わらせない」ために、その先のキャリア設計まで視野に入れた考え方もご紹介します。
「帰りたい」と思う理由は5つに集約される

フィリピン留学中に帰りたくなる理由は、人によって異なりますが、大きく5つのパターンに分類できます。
1. 英語が全くわからない絶望感
到着初日から英語漬けの環境に放り込まれる衝撃は、想像以上です。授業中に先生の言葉が一言も聞き取れない、食堂で何も注文できない——その無力感が「帰りたい」という感情に直結します。
フィリピン留学経験者の相談記録を見ると、「1回目の授業が終わった後、全単語がわからず今すぐ逃げたくなった」という声は珍しくありません。ただし、これは英語習得プロセスにおける「正常な混乱期」でもあります。
2. 生活環境のギャップ
トイレットペーパーが流せない、水圧が弱い、虫が出る、停電や断水がある——日本の生活水準と比較すると、最初は強いストレスを感じます。
ただし、フィリピン現地10年以上の在住者によると、インフラは12年前と比べて劇的に改善しており、現在はインターネット速度600Mbpsが出る環境も珍しくありません。電気の停電は年に1〜2回程度、断水も数時間で復旧するケースがほとんどです。
3. 食事が合わない
フィリピン料理は油っこいものが多く、日本食に慣れた胃には最初きつく感じることがあります。学校の食事が単調で飽きてしまうケースも多いです。
4. 孤独感・ホームシック
友達ができない、日本語で話せる人がいない、家族や友人が恋しい——特に留学初週は孤独感が強まります。日本との時差が1時間しかないため、LINEで連絡しやすい反面、頻繁に連絡するほどホームシックが深まるという側面もあります。
5. 期待と現実のギャップ
SNSや留学エージェントのキラキラした情報と、実際の学校生活の落差に戸惑うケースです。「スパルタ式の学校が思ったより自分に合わない」「寮の相部屋生活が予想以上にきつい」など、事前準備の不足が原因になることも多いです。
「帰りたい」気持ちを乗り越える5つの具体的方法

方法1:72時間ルールを意識する
留学初日〜3日目は、脳が環境の激変に対して「危険信号」を発している状態です。この時期の感情は一時的なものであり、多くの留学生が「3日目の朝に起きたら、なぜか気持ちが楽になっていた」と証言しています。
最低でも72時間は帰国の判断を保留することを強くおすすめします。
方法2:小さな成功体験を積み重ねる
「今日、食堂で注文できた」「先生の質問に一言答えられた」——小さな成功を毎日記録することで、自己効力感が少しずつ回復します。
「3ヶ月でTOEIC200点アップ」という大目標だけでなく、「今週中に毎朝先生に英語で挨拶する」という小さな目標を設定することが重要です。
方法3:日本との連絡頻度を調整する
家族や友人との連絡は心の支えになりますが、頻繁すぎると「帰りたい」気持ちが強まります。最初の1週間は「緊急時以外は1日1回まで」というルールを設けると、現地への適応が早まります。
方法4:日本語が通じる環境を一時的に活用する
「日本人とつるむな」という声もありますが、留学初期の精神的なサポートとして日本人コミュニティを活用することは有効です。フィリピン留学村の提携校には日本人スタッフが常駐しており、不安なことをすぐに相談できる環境が整っています。
たとえば、CG ACADEMY Baniladには日本人マネージャーが在籍しており、留学初日の不安を日本語でサポートしてもらえます。慣れてきたら徐々に英語環境に移行するステップアップ型のアプローチが効果的です。
方法5:留学の「本当の目的」を再確認する
「なぜフィリピンに来たのか」という原点に立ち返ることが最も重要です。
フィリピン就職を経験した日本人の声として、「日本人の中でレアな人材になりたい、同じレールに乗っておきたくない」という動機が多く聞かれます。英語習得はその手段であり、目的ではありません。「英語の勉強で終わらせない」という視点を持つことで、一時的な辛さを乗り越えるエネルギーが生まれます。
本当に帰国を検討すべきケースとは

「帰りたい」という気持ちは一時的なものがほとんどですが、以下のケースでは帰国や転校を真剣に検討すべきです。
帰国・転校を検討すべきサイン
- 1ヶ月以上、毎日「帰りたい」という気持ちが続いている
- 体調が悪化し、食事や睡眠が取れない状態が続いている
- 学校のスタイル(スパルタ式など)が自分の学習スタイルと根本的に合わない
- 精神的に追い詰められ、日常生活に支障が出ている
転校という選択肢
「帰国」か「現状維持」の二択ではなく、「転校」という第三の選択肢があります。スパルタ式が合わないなら、よりリゾート型・自由度の高い学校に移ることで、留学継続が可能になるケースは多いです。
たとえば、ビーチとプールが楽しめる環境で学習したい方には、セブ島で多国籍な環境が整ったGenius Englishが選択肢の一つです。提携ホテルのプールとビーチが利用可能で、リフレッシュしながら英語学習を続けることができます。
また、クラークエリアで落ち着いた環境を求める方にはCLARK WE ACADEMY、少人数でアットホームな雰囲気を重視する方にはタガイタイのAIAPなども検討できます。
フィリピン留学村では、転校のご相談にも対応していますので、一人で抱え込まずにお気軽にご連絡ください。
「帰りたい」を乗り越えた先にあるキャリアの可能性
フィリピン留学を「英語の勉強で終わらせない」という視点を持つと、「帰りたい」という気持ちへの向き合い方も変わります。
フィリピンで就職する日本人の実態
フィリピンで就職する日本人に多いのは、「日本人の中でレアな人材になりたい」「英語×海外経験で次のステップに進みたい」という動機を持つ人たちです。
現地の就労水準について、10年以上フィリピンに在住する経験者によると、マニラでは月10万ペソ(約26万円)からスタートするのが平均的です。単身者がプール・ジム付きのコンドミニアムに住み、日本食もたまに食べるような生活をするなら、月20万円程度あれば十分な生活が送れます。
語学×インターン×就職支援の3ステップ
フィリピン留学村が提案するのは、以下の3ステップです。
- 語学習得フェーズ(1〜3ヶ月):マンツーマン授業で英語の基礎体力をつける。TOEIC650〜700点を目標に設定。
- 実践・インターンフェーズ(1〜3ヶ月):現地企業でのインターンや実務経験を積む。英語を「使う」環境に身を置く。
- 就職・キャリアチェンジフェーズ:フィリピン就職、2カ国留学、外資転職など、次のステップを具体化する。
「英語を勉強した」という事実だけでなく、「英語で何ができるようになったか」を積み上げることで、日本に帰国した後の転職市場でも大きな差別化になります。
よくある質問(FAQ)
Q1:留学1日目で本当に帰りたくなりました。すぐに帰国すべきですか?
A:最低でも72時間(3日間)は帰国の判断を保留することをおすすめします。多くの留学生が「3日目の朝に起きたら気持ちが楽になっていた」と証言しています。まず学校のスタッフや日本人マネージャーに現在の状況を正直に話してみてください。
Q2:英語が全く話せない状態で留学しても大丈夫ですか?
A:全く問題ありません。フィリピンの語学学校はマンツーマン授業が中心で、初心者から対応できるカリキュラムが整っています。ただし、渡航前に中学英語レベルの基礎を復習しておくと、最初の絶望感を和らげることができます。
Q3:ホームシックがひどくて勉強に集中できません。どうすればいいですか?
A:日本との連絡頻度を「1日1回まで」に制限し、現地での楽しみを意識的に作ることが効果的です。好きな場所(カフェ、ビーチなど)を見つけることも心の回復に大きく役立ちます。また、フィリピン現地在住者が語るように、「フィリピン人の家族愛の強さや人のフレンドリーさ」に触れることで、自然と心が和らぐことも多いです。
Q4:学校の環境(食事・部屋・インフラ)が期待と全く違いました。どうすれば?
A:「日本と比べすぎないこと」が最も重要です。フィリピン現地10年以上の在住者も「日本と比べることが失敗の原因」と断言しています。インフラは12年前と比べて劇的に改善されており、現在は大きなストレスになるほどではありません。それでも環境が合わない場合は、転校という選択肢もあります。
Q5:帰国後のキャリアにどう活かせますか?
A:フィリピン留学は「英語の勉強で終わらせない」ことが重要です。語学習得→インターン→就職支援という3ステップを設計することで、帰国後の転職市場での差別化につながります。TOEIC650〜700点があれば、フィリピン就職や外資転職の現実的な選択肢が広がります。フィリピン留学村では、語学学校選びだけでなく、その先のキャリア設計まで一緒にサポートしています。
Q6:転校は可能ですか?どうすれば手続きできますか?
A:転校は可能です。スパルタ式が合わない、環境を変えたいなど、さまざまな理由で転校を選ぶ留学生は実際に多くいます。フィリピン留学村では、現在の学校の状況をヒアリングした上で、あなたに合った転校先を一緒に探すサポートを行っています。まずはLINEまたはメールでご相談ください。
Q7:「帰りたい」という気持ちが1ヶ月以上続いています。これは普通ですか?
A:1ヶ月以上続く場合は、一時的なホームシックではなく、学校・環境・学習スタイルの根本的なミスマッチが原因の可能性があります。帰国か転校かを含めて、選択肢を整理することをおすすめします。フィリピン留学村にご相談いただければ、現状を整理して次の一手を一緒に考えます。
まとめ:「帰りたい」は成長の始まりのサイン
フィリピン留学中の「帰りたい」という気持ちは、決して恥ずかしいことではありません。それは、あなたが慣れない環境の中で本気で挑戦している証拠です。
多くの体験者が証言するように、最初の72時間〜1週間を乗り越えた先には、確実に違う景色が待っています。そして、その経験を「英語の勉強で終わらせない」ために、語学×インターン×就職支援の3ステップでキャリアを設計することが、フィリピン留学を本当の意味で人生の転換点にする鍵です。
「日本人の中でレアな人材になりたい」「年収と働き方を変えたい」——そんな思いを持ってフィリピンに来たあなたなら、今の辛さを乗り越えた先に、大きな可能性が広がっています。
一人で抱え込まず、まずはフィリピン留学村にご相談ください。転校・帰国・キャリア設計、どんな状況でも一緒に「次の一手」を考えます。
*この記事は、フィリピン現地10年以上の在住経験者へのインタビューをもとに作成しています。*
執筆:フィリピン留学村編集部





