はじめに

「子どもを英語環境で育てたい」「日本の受験競争から少し距離を置いて、もっと伸び伸びと学ばせたい」——そんな思いを抱えながらも、「フィリピン教育移住のビザってどうすればいいの?」と疑問を持ったまま踏み出せずにいませんか?
実は、フィリピンは教育移住のハードルが世界的に見ても低い国のひとつです。
観光ビザを活用しながら子どもを現地の学校に通わせることができます。
この記事では、教育移住に使えるビザの種類・取り方・費用・注意点を説明します。
「日本のレールに合わない子どもたちに、世界でもう一度やり直すチャンスを」——そのための具体的な第一歩を、一緒に描いていきましょう。
フィリピン教育移住が今、注目される理由

フィリピンが選ばれる5つの理由
- 英語が公用語:国民の9割以上が英語を話し、授業はすべて英語で行われる
- 現地の私立校に通える:AIAP は、提携する現地の私立校 Tagaytay Christian Academy(幼稚園〜高校)への入学を支援している(2026年9月現在)
- ビザのハードルが低い:観光ビザ+特別就学許可証(SSP)で子どもを学校に通わせられる
- 日本から近い:セブまで直行便で約4時間半、時差もわずか1時間
- 子どもに寛容な文化:家族愛が強く、子育てに温かい社会環境
平均年齢24歳という若い人口構成が示すように、フィリピンは活力あふれる経済成長国でもあります。
子どもたちが英語とグローバルな視野を身につけながら育つ環境として、これ以上ない舞台が整っています。
教育移住で使えるビザの種類と特徴

フィリピン教育移住に活用できるビザは、目的・期間・年齢によって複数あります。
それぞれの特徴を正確に理解することが、スムーズな移住計画の第一歩です。
① 観光ビザ(9Aビザ)+特別就学許可証(SSP)
最もポピュラーな教育移住の形がこの組み合わせです。
- 観光ビザ(9Aビザ):日本のパスポートなら、30日まではビザなしで滞在できます。
入国管理局で29日延長でき(合計59日)、ACR I-Card(外国人登録証)を取ると、入国日から最長36か月まで滞在できます(2026年10月現在) - 入国の条件:パスポートと、フィリピンを出国する航空券が要ります。
出発の前に eTravel(無料)を登録します。
パスポートは、滞在する期間に6か月を足した残りの期間があると安心です(2026年10月現在) - 15歳未満の子ども:親と一緒でなく入国するときは、出発の前に駐日フィリピン大使館か総領事館で書類(扶養・保証の同意宣誓供述書)の認証を受け、入国のときに入国管理局の WEG(Waiver of Exclusion Ground)を受けます(2026年10月現在・外務省 海外安全ホームページ(フィリピンの査証・出入国))
- SSP(Special Study Permit=特別就学許可証):学生ビザ(9F)の対象にならない人が、学校で学ぶために入国管理局で取る許可証。
申請は学校を通して行い、期間は学校で違います(2026年10月現在)
メリット
- 手続きが比較的シンプル
- 学位取得を目的としない場合に対応
- 幼児〜高校生まで幅広く活用できる
注意点
- 観光ビザの延長は現地のイミグレーションで都度手続きが必要
- SSPの申請は、通う学校を通して行う
- 就労は原則禁止(就労したい場合は別途就労ビザが必要)
② 学生ビザ(9Fビザ)
- 対象:18歳以上のフィリピン国籍以外の外国人
- 条件:大学・カレッジなど、高校より上の課程に入学すること(2026年10月現在)
- 特徴:正規の学術プログラムに長期参加する場合に適している
18歳未満のお子さんの場合は、学生ビザではなくSSPが適用されます。
この違いは混同しやすいため、事前に学校側に確認することをおすすめします。
③ SRRV(特別居住退職者ビザ)
- 対象:40歳以上(2026年10月現在)
- 預ける資金(SRRV Classic):50歳以上は年金ありで15,000USドル・年金なしで30,000USドル、40〜49歳は年金ありで25,000USドル・年金なしで50,000USドル(2026年10月現在)
- 家族:配偶者と、申請のときに21歳未満の未婚の子どもも、家族として同じビザで滞在できる
親がSRRVを取り、子どもを家族として含めると、子どもは学生ビザや許可証を別に取らずに学校に通えます。
申し込みは、退職庁(PRA)に直接か、PRA が認定したマーケターを通して行います(2026年10月現在)。
④ クオータビザ(特別割当移住ビザ)
- 1つの国籍につき、1年に50人までの移民ビザ(2026年10月現在)
- 申し込みは入国管理局の本局で行う
ビザ別・教育移住ステップの選び方

短期〜中期(1〜3年)の場合
観光ビザ+SSP が最も現実的な選択肢です。
- STEP1:短期親子留学(2〜4週間)で現地を体験
- STEP2:語学学校に通いながら現地生活を試す(1〜3か月)
- STEP3:子どもをプライベートスクールに入学(SSP取得)
- STEP4:観光ビザを延長しながら中期滞在(ACR I-Card を取って、入国日から最長36か月)
フィリピン留学村では、この段階的なステップを「家族専用の第二の進路表」として一緒に設計するサポートを行っています。
長期(3年以上)の本格的な教育移住の場合
親の就労・ビジネス展開も視野に入れた場合は、SRRVや就労ビザ(9Gビザ)との組み合わせを検討します。
- SRRV:親が長期滞在しながら子どもを学校に通わせる
- 就労ビザ(9Gビザ):フィリピン現地企業に就職し、就労しながら子どもを育てる
- クオータビザ:永住を考えるときの移民ビザ
現地校・インターナショナルスクールの選び方

学校の種類
子どもが通う学校には、現地の私立校、インターナショナルスクール、日本人学校があります。
学費と受け入れの条件は学校で違うため、申し込む前に学校に確かめます。
タガイタイの AIAP は、提携する現地の私立校 Tagaytay Christian Academy(幼稚園〜高校)への入学を支援しています。
入学支援は、通常の留学の費用に5万円を足した額です(2026年9月現在)。
エリア別の学校事情
マニラ・タガイタイエリア
インターナショナルスクールが10校以上あり、選択肢が豊富です。
首都圏のため生活インフラも充実しています。
AIAPは少人数制でアットホームな環境が特徴で、初めてフィリピンの学校に触れる親子留学にも対応しています。
セブ島エリア
フィリピン第二の都市ながら、インターナショナルスクールは3校程度と選択肢は限られます。
ただし、英語環境の質は高く、生活費も比較的リーズナブルです。
教育上のメリットとデメリット
メリット
- 授業がすべて英語で行われるため、英語力が自然に身につく
- ディベートや発表の機会が多く、表現力・自己主張が育つ
- 多国籍の環境でグローバルな視野が広がる
デメリット
- 日本の大学受験に直結するカリキュラムではない
- 日本語や日本の常識のフォローが別途必要になる
よくある質問(FAQ)
Q1. 子どもが英語ゼロでも現地の学校に入れますか?
A. 幼児期であれば英語力は問われないケースがほとんどです。
小学生以上の場合は、まず語学学校で英語の基礎を固めてから現地校に入学するルートが一般的です。
フィリピン留学村では、語学学校での準備期間から現地校入学までをセットでサポートしています。
Q2. 観光ビザで子どもを学校に通わせても問題ありませんか?
A. 学生ビザ(9F)の対象にならない子どもは、入国管理局の SSP(特別就学許可証)を取って学校に通います。
SSPの申請は学校を通して行い、期間は学校で違います(2026年10月現在)。
Q3. ビザの条件は頻繁に変わりますか?
A. 手続きや決まりは、前もって知らせずに変わることがあります。
行く前に、公式リンク集から入国管理局や大使館のページで確かめてください。
フィリピン留学村でも、個別相談でお答えします。
Q4. 教育移住中、日本の学習はどうすればいいですか?
A. 日本の通信制高校との併用や、日本の教材を使った自宅学習が一般的です。
将来的に日本の大学受験を考える場合は、この点を早めに計画しておくことが重要です。
Q5. SRRVビザの取得は個人でもできますか?
A. 退職庁(PRA)に直接申し込めます。
PRA が認定したマーケターを通して申し込むこともできます。
申請手数料は1,500USドル、年会費は SRRV Classic で本人と家族2人まで360USドルです(2026年10月現在)。
フィリピン留学村では、SRRVを含むビザ取得のサポートも行っています。
Q6. 教育移住に向いている人・向いていない人の違いは何ですか?
A. 向いている人の共通点は「物事を柔軟に受け止められること」です。
日本と違う文化・習慣に直面したとき、「そういう文化だ」と受け入れられる人は現地生活を楽しめます。
逆に、日本の便利さや丁寧さをフィリピンにも求めてしまうと、不満が溜まりやすくなります。
「この国に住まわせてもらっている」という感謝の気持ちを持てるかどうかが、長期滞在の成否を分けます。
Q7. まず何から始めればいいですか?
A. まずは短期の親子体験留学(2〜4週間)から始めることをおすすめします。
実際に現地を体験してから判断することで、「合う・合わない」を確かめながら段階的に移住計画を進めることができます。
フィリピン留学村では、体験留学から本格移住まで一貫してサポートしています。
まとめ
フィリピン教育移住のビザは、観光ビザ+SSPという比較的シンプルな組み合わせから始められます。
英語で学べる環境があるフィリピンは、「日本のレールに合わない子どもたちに、世界でもう一度やり直すチャンスを与える」場所として、今まさに注目を集めています。
ただし、ビザの手続きや決まりは、前もって知らせずに変わることがあります。
行く前に、公式のページで確かめてください。
フィリピン留学村では、短期親子留学から本格的な教育移住まで、あなたの家族専用の「第二の進路表」を一緒に設計します。
まずはお気軽にご相談ください。
※ビザと滞在の決まりは2026年10月現在のものです。
最新の情報は、公式リンク集から入国管理局・大使館のページで確かめてください。





